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私のジムカーナとの付き合い方
ジムカーナはモータースポーツのひとつです。スポーツとは、いわば勝負の世界。勝つに越したことはありません。
しかし、このスポーツの道具は自動車という機械です。機械を道具とするスポーツでは、道具の差は大きな結果差につながることがあります。
私は自分に可能な範囲でこのスポーツを楽しんでいます。
また、ジムカーナというモータースポーツは、競技人口の大多数を占めるアマチュアのボランタリー精神によって支えられているといっても過言ではありません。
自分の生活に一切の支障を来たさない可能な範囲で「細く長く」が私のモットーです。

( Photo : 1987年 富士スピードウェイAパドック )
【戯言コラム】(最終更新:2005.12.20)
役目を終えたと判断し一旦は削除したコラムですが、複数の方より「ネット上での発言には最後まで責任を持て。」とのご指摘を賜りましたので復活させました。なお、このコラムは特定個人や団体を誹謗中傷することや、あるいは故意に誰かを陥れることなどを目的とするものではありませんので、どうか誤解のなきようお願い申し上げる次第です。
長く一つの趣味に没頭しておりますと、同好の志を抱く方々より、誠に様々なご意見やご提言を賜ります。あるいは、ジェネレーションギャップや価値観の相違から、異なる標準(=パーソナリティは人それぞれ顔が異なるように複数存在するのが当たり前)で物事を見聞きしたり考えたりします。それぞれの環境下で相手の立場になってその事象を捉えてみれば、それまで相手の方の極論に見えたりしたことでも、そこに万人に理解可能な真理が隠されていたりすることに驚きを覚えることすらあります。
このコラムは、そういう視点からまとめているつもりです。
掲載事項についてのご意見やご反論は、どうぞご遠慮なく【BBS】(<=クリックすると展開します)にお寄せください。3人以上で議論すれば、批判的内容に傾斜することなく昇華させたり、あるいは建設的な論理展開が開けたりすることもあります。
ご意見等のご提示に際しましては、皆様におかれましても十分にご留意の上、推敲を加えた上でご提示をお願いいたします。ご意見等につきましては、平素用いられているハンドルを使用してご提示ください。
なお、皆様のご意見をご提示いただくにあたっては、「インターネットという利便性の高いツールを有効利用して皆で同じ土俵で前向きに議論していく契機になれば」という、このコラムの趣旨をご理解いただきたいと存じます。従いまして単に誹謗中傷を目的とするもの、一方的な意見提示のみを目的とするもの、ネット上のマナーを軽視あるいは無視した掲載はお断りいたします。また、そのような所謂「スパム行為」がなされた場合には、インターネットホームページの「善良なる管理者としての注意義務」に従い運用上の法的規制やモラル等に則って、一方的に削除させていただく場合もありますのでどうかご了承ください。
さようなら・ありがとう
間もなく2005年シーズンも幕を閉じようとしています。現在、フェスティバルシーズンで、各種締め括り&お祭りイベントの日程が目白押しですが、私の場合、単に県戦に出ているだけのドライバー(爆)なので、あまり関係ありません。(;^_^A
それでも、可能な範囲で追っていたJMRC埼玉・群馬のフェスティバルには、何とか出ようと目論んでおりましたが、過日会社で開催日に勤務を申し渡され、私の今シーズンは唐突に終了してしまいました。Σ(・∀・|||)
今シーズンを振り返りますと年初頭に自己宣言した通り、やはりオフィシャル主流の年になりました。今年から復活したJMRC山梨におけるシリーズ戦を廻していくためです。関東戦、ミドル戦、県戦の役務を集計しますと、6戦分に関与し、大会組織委員6回、競技長2回、副競技長4回、計時委員長3回と、国内競技運転者Bよりも公認審判員B2の方が、使用回数が圧倒的に多いです(汗)。県戦再立ち上げの年でもありましたので、準備中の昨年より全面協力を約しておりましたし、役務執行回数こそ多いものの不服は全くありません。また、大きな事故もなく無事役務を終えられることができたのは、ひとえに各イベントのエントラントの皆様、オフィシャルの皆様、スポンサーの皆様のご協力の賜物であったと心より御礼申し上げる次第であります。
さて、来シーズンですが.....と、その前に、一つ報告があります。
この度、思うところありまして、10月20日(木)を以って丸19年間所属していたクラブを退会しました。会長(主宰者)である師匠●川さんを初めクラブ員の皆様には公私共にお世話になり、この場をお借りして重ねて御礼申し上げたく存じます。
所属クラブを退会したのは、クラブ内で「もめごと」があった訳でも、あるいは特定の方と仲違いしたりした訳でもありません。また、クラブの運営姿勢に反駁した訳でもありませんし、私が独立して別のクラブを立ち上げるということでもありません。退会に際しても、会長(主宰者)である師匠●川さんとは非常に円満に話し合いをしております。どうか、誤解のなきようお願いする次第です。
では、具体的な退会理由は一体何か、疑問を持たれる方も多いでしょう。しかし、その理由については「墓まで持っていくつもり」(ぉぃ)です。従って、一切回答はいたしません。どうか、ご容赦いただきたいと存じます。
なお、そんな私を拾ってくださった山梨県外の寛大なクラブがありました。おかげさまで来シーズンも安心してジムカーナ活動ができるという訳です。有難いお話です。ちなみに、拾ってくださったのが何処のクラブなのかは、このコラムには書きません。直ぐに解ることだと思いますので(笑)。
これまではJMRC山梨を構成するクラブに所属しておりましたので、JMRC山梨が関係するイベント等の運営について、このコラムなどを通じて個人的見解を提示させていただいておりましたが、今後は無責任に発言・掲載ができる立場にありませんので一切を控えさせていただこうと思っております。もっとも、ドライバーとしての立場からは、これまで以上に騒音を撒き散らすかも知れないですけどね。ヾ(^^;
新体制での来シーズンはどうなることやら.....。(;^_^A
(2005.11.18)
ご指摘の御礼、そしてお詫び
本日、職場に「JMRC山梨ジュニアジムカーナシリーズ(以下「山梨Jr.」とします。)」全4戦のうち3戦を主催するクラブFing様の会長、くま様(<=ハンドルです)よりお電話を頂戴しました。当サイトから「山梨jr.」公式HPへのリンクを貼ったことについて、その事後承諾と、私が前日付で掲載したコラム「1つの県で何故2つのシリーズが...」に対する私の疑問への明解なご回答でした。
私が公私共にお世話になっているくま様は、前日付で私が意思表示した疑問点を見事に払拭してくださいました。客観的に見れば、私の「独善的解釈」を言わば「見切」で掲載したにも関わらず、くま様は「山梨Jr.」開催のご趣旨をお仕事中の貴重な時間を割いて私に「熱く」語ってくださいました。
先ずは、くま様の寛大なご配慮に御礼申し上げ、また、私が前日に掲載した文章が大きな誤解を招く危険を孕む文章であった点を、くま様をはじめとする「山梨Jr.」運営ご関係の皆様や、このコラムをお読みくださっている皆様にお詫び申し上げたいと思います。更に、一見「贅沢」に見える「1つの県に2つのシリーズ」が、JMRC山梨ジムカーナ部会に属する各クラブの総意で設けられた点を再度省察して、2シリーズ共に成功させるとともに次シーズン以降もJMRC山梨ジムカーナ部会の総意を以って発展的に継続して行くことを近視眼的な視野を捨てて林野的に捉えながら今後考えていかなければならないという点を再確認することが出来たことをご報告申し上げたいと思います。
さて「山梨Jr.」ですが、「JMRC山梨ジムカーナシリーズ(以下「山梨Sr.」とします。)」と比較して、その名の通り1つの階層構造であることをコラム上付け加えたいと思います。
「山梨Jr.」の場合、公式HPの冒頭にもあるように「初めてでもOK!! ライセンス不要!!」が前提です。シリーズそのものが全戦クローズド格式で予定されているのは、使用する会場の都合だけではありません。エントラント(出場者)の前提は「未経験者、初心者、入門者」なのです。
私が直接主催側として関わる「山梨Sr.」の方は、基本的には経験者を前提にしたイベントです。他の県で行われている所謂「県シリーズ」とほぼ同等で、経験のある県外者の流入も前提にしています。一般的な県シリーズはこれが当たり前です。もっともライセンス不要の「クラブマン(CL)」クラスもあって全くの未経験者が参加できる仕組みも用意されていますが、実質的には付加的なものとも言うことが出来るでしょう。CLクラスにエントリーすれば、別の土俵で戦いながら同じコースを走る経験者(初心者・入門者から見れば上級者)の走行を見ることが出来るというメリットもありますが、居並ぶ競技車両や上級者のテクニックを目の当たりにして意気消沈したり、場合によっては「俺のクルマじゃ駄目だ」などという理屈を付けて、折角始めたジムカーナを「諦めてしまう」動機付けに作用してしまう場合もないとは言えません。
「山梨Jr.」の場合、エントラントのターゲットは「生まれて初めてジムカーナを走る方」や「練習会には出たことがある」といった、初心者・入門者をメインとしています。敷居が高く見られがちなモータースポーツを、未経験者や経験の非常に乏しい方にも、身近にしようという試みです。このため、エントリーフィー(参加料)も、「山梨Sr.」に比して安価な設定になっています。更に「現在所有している愛車でOK」という点も、例えばシリーズポイントの集計における部分でオートマチック(AT)車の実質上のハンディキャップが取り入れられているところも見逃せません。在野の方の中では、「○○クラスは●●という車種でなければ駄目だ」とか「▲▲に■■のパーツを組まなければ勝ち目がない」などと語られることが多々ありますが、それは車両をコントロールする技量が拮抗しており、車両にマージンを持たせたいがために自然とこぼれる言い分に過ぎません。確かにモータースポーツは、自動車という機械を道具として用いる以上、一般的な人間の肉体に補助的な道具を添えただけのスポーツと比較すれば、道具の差は大きな結果差に繋がりかねないということも出来ますが、まずはクルマという機械をどこまで「意のままに操れるか」という第一のハードルが待ち構えています。このクルマの「基本的操作」と「挙動」との相関は、どんな車両であれ力学の法則に逆らうことは出来ません。従って、初心者・入門者の方が最初に何に力を入れれば良いのかと言えば、それは自ずと「結果の悪さをクルマのせいにする」のではなく「己の操作技術を磨く」ところになることは明らかです。しかしながら、ジムカーナもスポーツの1つですから、タイム(注:ペナルティも加算される)による結果で順位の羅列が行われてしまうので、あまりに大きなドライバーの実力差がある場合には、先に述べたような「劣等感」を自然発生的に初心者・入門者の方に植え付けてしまうという可能性も拭い去れない訳です。
「山梨Jr.」の場合、初心者・入門者の方向けのイベントとして、「山梨Sr.」と独立して運営されます。もし「これからジムカーナをやってみよう」とか「少しやってみたことはあるが競技会は出たことがない」と言う方には、同じレベルの出場者で限定的に競い合える場所になるわけです。「敷居が高い」とお考えの方に対して「出場する機会が増加する」のは非常に良いことです。もし、「山梨Jr.」に出場して、それでも走り足りなければ「山梨Sr.」の「CLクラス」にも並行参加が出来るわけです。こう考えれば非常に前向きな措置と言うことが出来ると思います。
くま様とお電話でお話した際、約20年程前に初めて「草ダートラ(<=練習会形式なのに何故か順位付けされ賞品も出ました)」や「クローズド格式のジムカーナ」に出た際の自分の姿を思い出しました。長くこの世界にいることは、時として無意識のうちに「今の自分の立場だけでモノを捉える」という愚かな行為をしてしまうことがあるようです。
経験を活かした立体的・多面的な視野からのコラムを書けるよう、今後も精進したいと反省しております。また、競技人口が少ないが故、それが幸いして容易にコミュニケーションを取ることが出来る山梨県の環境の良さも再確認することができました。
(2005. 2. 9)
1つの県で何故2つのシリーズが...
2005年シーズンが開幕しました。山梨県でも十数年振りに県シリーズが開催される運びとなりました。おかげさまで今年はオフィシャル(=所属クラブ主催の「JMRC山梨ジムカーナシリーズ」の開催分担が4戦あります)として忙しそうです(苦笑)。
さて、その山梨県ジムカーナシリーズですが、何故か2つのシリーズ戦が並存するという、普通に考えれば「贅沢」とも「異常事態」とも取れる状況です。この状況を、私は後者と捉えています。2つのシリーズ戦のうち、1つは「JMRC山梨ジムカーナシリーズ」と銘打たれ全5戦で、もう1つは「JMRC山梨ジュニアジムカーナシリーズ」として全4戦が組まれています(それぞれの公式HPへのLinkは、TOPページ・INDEXページに用意しています)。さすがに日程競合はありませんでした(爆)が、全県競技人口の少ない山梨県で「JMRC山梨」の冠を付して全部で9戦を開催するのですが、どう考えても合理的ではありません。
シリーズ戦が2分されるまでに紆余曲折とした経緯があったと伺い聞いています。これについては、詳記しませんし意見も述べません。何故なら私は、2005年シリーズ戦開催等を決めた「JMRC山梨ジムカーナ部会」に出席していないからです。どうしても曲げたくないJMRC山梨の一員としての意見があるなら、本来は、その時、その場に出向いて意見提示すべきだったのです。後で何を言おうが所詮は「負け犬の遠吠え」です。
現時点での不安は、この2シリーズを「JMRC山梨ジムカーナ部会」として責任を持って開催していけるかどうかという現実的な問題です。シリーズ戦として「JMRC山梨」の冠を付して開催するのですから、ひとつひとつのイベントを主催するオーガナイザーだけの問題ではない筈です。しかしながら、競技人口=オフィシャル人口とも言える山梨県の場合、シリーズ戦を運営するために一部の人間に負荷がかかってしまってはどうしようもありません。競技会の運営役務を執行するために「走りたい」イベントを半ば「諦めて貰って」オフィシャルとして運営させることが正しいと言えるのでしょうか。だからといってJMRC山梨ジムカーナ部会に属する個人全員が「選手」となったのでは、シリーズ戦など到底開催できません。要は「運営側」にまわる回数と「選手として走る」回数のバランスだと思います。
また、所謂「県シリーズ」ですが、2つのシリーズ戦ともに、開催会場の関係から「クローズド格式」での開催を強いられているという面もあります(注:「JMRC山梨ジムカーナシリーズ」の全5戦中3戦と、「JMRC山梨ジュニアジムカーナシリーズ」の全4戦がクローズド格式です)。クローズド格式の場合、選手がコース員等を兼ねることも可能になりますが、これを純粋な「JMRC山梨ジムカーナ部会以外からのエントラントがどう見るのか」という点も見逃すことは出来ません。当該コース員が真摯に「けじめ」を付けて行った判定でも、それが非常に微妙な場合、状況によっては地元有利・県外者不利といった風評の元になる可能性があることも否めません。このため、私は所属クラブのイベントには仮にそれが「クローズド格式」であったとしてもエントリーしませんし、平素ダブルエントリーの相手方である、な〜選手には、別クラブに移籍して貰って「けじめ」を付けることにしました(注:アド番長さん、ご好意に感謝いたします)。
始まる前から不安要素の多い県シリーズですが、私は運営に関わる以上、手抜きをするつもりはありません。全ての方がイベント終了後、成績・結果に関わらずにこやかに帰途につくことが出来るようなイベント運営を目指したいと思っています。
(2005. 2. 8)
全日本でもクローズドでもオフィシャルの選手に対するスタンスは同じでなければならない
俗に言う「オフィシャル」とは、競技会における審判員を指すことが多数です。競技会であれば、仮にそれが「全日本選手権」でも「クローズドイベント」でも、根本にある競技規則は同じものが適用されます(厳密に言えば、所謂「横出し(=規制強化)」を大会特別規則により行うという解釈が妥当でしょう)。
従前の項目で書きましたが、「規則」とはエントラントを「締め付ける」ために存在するのではなく、エントラントの「権利を保護する」ことを目的に定められていると解釈するのが妥当だと思います。しかし、場合によっては、オフィシャルの現場での行為が事実上エントラントを締め付ける方向に向いてしまう場合があります。その殆どの場合は「競技運営を円滑にする方向のみを考慮」しての場合か、あるいは「馴れ合いによる個人保護の観点の欠落」に現れるといえます。
実は、私は昨日開催の、自らが所属するクラブのイベント中、私個人として利害関係のあるドライバーに代わっておもむろに「抗議書」の素案を作成していました。結局、素案を完成し、某ドライバー(<=注:内輪ではバレバレ:笑)が署名・捺印して提出する寸前に、当該ドライバーの自らの意思により、その抗議書の素案は破棄されました(注:折角、苦労して名文書を作ったつもりだったのに...:ぉぃ)。
当該イベント中に何があったのか、大会審査委員会が存在しないクローズドイベントにて抗議書を提出することに意味があるのか、自らの所属クラブに対しての背信行為ではないかなどとのご質問やご批判も多数賜りそうですが、あえて具体的な事例報告は割愛します。が、特定のドライバーの正当な権利主張が、一部のオフィシャルの馴れ合い若しくは思慮不足によって抑圧されたのは事実です。当該ドライバーは「身内でモメても仕方がない」「同様の指示を当該オフィシャルがドライバーとしてされればその時に自らの行為の不備に気付く(であろう)」という観点から、事実上の泣き寝入りをしました。それもジムカーナ人生における一つの勉強だと考えて。
当該ドライバーは約ひと月前、同様の事例(主催者の人的ミス(=過失)による不利益供与)に遭いました。しかし、従前のオフィシャルは、自ら(=その人個人)の過ちではないのに当該不手際を「主催者側の代表」としてドライバーに詫び、且つ、最もその不利益を克服しうる環境設定の判断をドライバー自身に(規則及び常識の範囲で)委ねてくれたというのです。きっと、経験値(及び相手の立場に即座に立って話の出来る意識)の高い方だったのだと思われます。
今回、ある不利益を強要したのは、その個人の「人となり」を良く知る方々です(所属クラブの仲間ですから当然です)。格式の高いイベントなら、きっと、今回不利益を被ったドライバーが非常に対応良く思った従前別イベントのオフィシャルと同様の指示は出せたでしょう。しかし、現実として、相反する行為が行われてしまいました。
「親しき仲にも礼儀あり」といいますが、競技会を「馴れ合いで運営する」のと「それぞれの立場で(=仮に同一人が同一イベントでエントラントとオフィシャルの相互の顔を持つクローズドイベントだとしても)けじめをつけて協力し合って運営する」のは、似て非なるものだと思い知らされました。
なお、かくいう私とて、そこまで器用にけじめがつけられる自信はなく、以降、所属クラブでクローズドイベントを開催する際は、選手として出走する際は一切のオフィシャルとしての役務を行わず、逆にオフィシャルとして参加する場合はそれに徹して選手を兼ねないようにしようと再認識するに至りました。が、私の場合、置かれている立場上、前者は不可能に近いことは明白です。従って、今後一切、所属クラブが主催するクローズドイベントには、選手として参加できないことをこの一件で再確認しました(注:協力して行う練習会は別)。
しかしそうすると、必然的に選手として参加するのは他のクラブが主催するイベントのみとなってしまいます。
なお、あえて卑怯な言い方をすれば、現段階でもオーガナイズのみのためにクラブに所属し運営役務のみを執行していくつもりなどさらさらありません。これでは単にライセンス維持とJMRC共済保険のためだけにオフィシャルを行っているようなものです。出場したいイベントと競合した際、現に所属するクラブが、必然的に「走る方」を優先させてくれるのかどうかには相当の不安があります。
あえて申し上げれば、オフィシャル専従の地方格式以上のイベントと違い、選手がオフィシャルを兼ねてしまうクローズドイベントにおいては、その役務執行については全日本選手権等の格式の高いイベントでの役務執行以上の緊張感及び「けじめ」が必要ではないかということです。
最後に、このことについては、今後のクラブ内の進退をも視野に入れつつ、引き続き考えて行きたいと思っています。なお、自ら今の環境を放棄したくないのは山々なのですが...。
(2004.10.18)
勝てば官軍
過日開催された某県戦に、現在修行中の、な〜選手のサポートとして随行しました。
某県戦は参加台数も多く何時も盛況です。しかし、更に過日参加した某都戦(<=全然「某」じゃないじゃないですか:笑)とついつい比較してしまい、イベントの盛り上がりとは裏腹に何故か気が滅入っていきました。
当日、鬱になった最初の出来事は、朝の車検でした。技術委員の皆様が車検に回ろうとされている時のこと。エントラントの、な〜選手はいつも支度を私に任せてしまうので仕方なく私が出走準備を行ってしまうのですが(注:な〜選手は車検には必ず立ち合わせています)、そこはそれ、昔取った杵柄(自爆)というか、準備はあっという間に終わってしまいます。当日は生憎の雨。「車検準備の出来たエントラントはヘッドライトを点灯してください。」とのアナウンスに、おもむろにヘッドライトを点けました。眼前には担当技術委員の面々。おしゃべり(=雑談)に夢中です。そのうち御一人様が、妖怪号のヘッドライト点灯に気が付かれて、対応しようとしてくれようとしたところ...
「ビギナーは待たせとけ。」と別の方が仰って、再びおしゃべりに戻られました(<=せめて、聞こえないように仰ってください)。
しばし歓談されて納得されたのか、その後5分ほどしてようやく車検を実施してくださいました。ご担当の技術委員の方がシート&シートベルトの取付確認しようとされたので、ご恩返し(ぉぃ)に
「全日本並みに車体が大きく揺れるくらい揺さぶってください。」
と、感謝の一言を微笑みながらお返ししたのはここだけの秘密です(笑)。
車検時間の最初の方で車検が済んでしまったので、暫し、な〜選手のコース攻略(というかコース暗記:それでもミスコースしそうになりましたよこの人は:笑)に付き合いつつ、周りのパドックを眺めていました。そして再び鬱になる事件(=私にとっては)が起こりました。暫くして、パドック内から、かん高いエンジン音とスキール音が聞こえてきました。某クラス(=ちなみに入賞するとメダルが貰えちゃうクラス)エントラント(複数名)がパドック内でブレーキテスト(サイドブレーキのテスト)をしているではありませんか。時は朝の車検中です。巡回・車検実施中の技術委員はこれに気付きましたが、そのまま放置です。ブレーキテストの方法は、指定パドックで1速に入れ、そのままスタート時同様の手法で車両を勢いをつけて前に出し、すぐさまサイドブレーキを引いてロックを確かめるという方法です。パドック内は通路を隔てた正面に他のエントラントの車両が停まっています。また、時間はまだ受付時間内、会場到着した他のエントラントが通路に進入してくる可能性もある時間です。複数のエントラントは、何度も何度も、自らが納得するまでサイドブレーキ調整&ブレーキテストを繰り返されていらっしゃいました。私はふと、JMRC関東共通規則の条文を思い出し、ことさらにがっかりしてしまいました。
最後に私の鬱に拍車をかけたのは、パドック内を「徐行しない」エントラントの存在でした。元気良く走るのは、コース内での競技中だけにしてください。
先日の某都戦では、非常に緊張感溢れかつ万人に公平な指導的な側面をも盛り込まれたイベントでした。しかし、その体験が仇となって、今回は失望感が非常に大きくなりました。オフィシャルのエントラントに対する事実上の差別、県戦では名前の通った選手の態度とそれを「当たり前」と見るオフィシャル。これでは「勝てば官軍」です。
「速い者が勝者」という理屈は、競技結果から言えることです。だからといって個人的な我侭が通ったり、またそれが常連の上位選手だからと見過ごされてしまう状況には、もはや「スポーツとしての衡平・公正」という観点が欠けているように思います。
別に「犯人探し」したくて、こんな駄文を書いているのではありません。皆が気持ち良く過ごせるよう、経験豊かな上位選手こそ気遣うべきです。
ビギナー向けのクラスに参加のエントラントは、お互いに譲り合い、お互いを讃えあい、お互いに協力し合ってこの1日を楽しく過ごされていました。現在の上位の選手の方にも、こういう時期は「必ずあった」筈です。技術の向上と同時に人間性を貶めてしまっては本末転倒ではないのでしょうか。
(2004.10.4)
走る側の意見・運営する側の意見
私はどちらかというと、競技会に参加するよりも競技会を運営する側に回ることが多いのですが、ここ数年顕著なアマチュアレベルでのエントラント(競技会参加者)とオーガナイザー(競技会主催者)の対立は、ややもすればこっけいに見え、非生産的なネガティブなものだと冷めた目で見ています。
ジムカーナはその参加者の多くが所謂「アマチュア」です。確かに、それを生活の糧の一部(中には全部)にされている方もいらっしゃることは否定しませんが、ジムカーナ界を支えているのは多くのアマチュア(=趣味としての活動)です。これは、エントラント(=ドライバー)がアマチュアであるということだけではなく、オーガナイザー側も実はアマチュアが支えているのです。一人のアマチュアドライバーが、あるときはエントラントとして競技会に参加することもあれば、あるときはオーガナイザーの一員としてオフィシャル(例えば、コース員など)の役務を遂行していることもある訳です。
数々の競技会で私自身がエントラントとして、あるいはオーガナイザー側の一構成員として目にした、エントラントとオーガナイザーの対立の構図について、以下に検証してみたいと思います。
1.競技会(=イベント)を盛り上げているのは誰か
スポーツとしての衡平・公正性を確保した上で、イベントを盛り上げたくないオーガナイザーはいません。また、エントラントも、スポーツとしての衡平・公正性の確保に努めた上で、楽しく過ごすに越したことはないはずです。しかし、時として、エントラントとオーガナイザーのそれぞれの歩み寄りが足りないため、ことは競技会場で深刻な問題を生み出します。
2003年、浅間台スポーツランドで開催されたJMRC関東ジムカーナフェスティバルでは、B車両で大量の失格者が発生しました。これは、車検証に記載の車両重量と現実の車両重量に大きな乖離があり、その許容範囲を逸脱していたための裁定です。この際、失格となったエントラントの一部や他のエントラントから「年に一度のお祭りに『失格』は酷いのではないか」という疑問が投げかけられ、表彰式がボイコットされそうになるなど(注:私は表彰式をボイコットして帰ったエントラントを見ています)、当日は勿論のこと、その後も物議をかもした事件でした。エントラントの一部からは「オーガナイザーは行政ではないので車検証の記載事項についてとやかく問題にする権限はない」とまで聞こえてくる始末。あえて、批判を覚悟で逆説的にいえば「問題のあった車両を競技会場現地まで自走させて来たことは明らかに法令違反(=競技規則以前の問題)」なのにです。確かに、多くのドライバーが年に一度の祭典として楽しみにしていたイベントで「大量の失格」が裁定されるのは、その場にいればシラケます。あえてどちらも弁護しないのであれば
(1)車両規則(ナンバー付車両に適用される道路運送車両法等の一般法規を含む)を知らないエントラントが悪い(=法の上に眠るものは保護しない)
(2)それまでのミドル・都県戦で必要な情報を適切に「流せなかった」(注:情報発信を積極的に行う姿勢はありました)JMRC関東及び各都県部会、あるいは各オーガナイザーが悪い
と、どちらの側の問題点も指摘しうる訳です。つまり、この情報氾濫の時代に(注:この文章をお読みの方はインターネットという情報収集ツールを利用していらっしゃいますよね)、「情報がない」という抗弁は情報収集を怠った者の単なる詭弁に過ぎないとも解釈できる訳です。自らの責任で調べ尽くしても釈然とした解釈が得られなければ、それを議論したりあるいは誤解釈を是正する方途を検討するのがJMRC関東及び各都県部会ともいえるわけです。
なお、あえて「スポーツ」という観点から見れば、「失格」はルールを知らなくて処罰される当事者の責任といえます。逆接的に見て、あえて「エントラント全体の心理」からいえば、解釈し辛いルールを解り易く周知できないJMRC関東が悪いともいうことができます。双方の立場からそれぞれ見れば、双方共に正論である訳です。
ところが、その場(=問題発生時点)でお互いの立場からしかものが言えないのでは、議論は平行線を辿るのは目に見えています。
競技会は、参加するエントラントのオーガナイザーへの理解・協力なくして盛り上がりません。また、オーガナイザーは衡平・公正を確保してこそ、スポーツ性が確保されるものであるからこそ、ルールの周知を現場で行う努力をし、エントラントが欲する情報を積極的に発信する姿勢が求められる訳です。こうした歩み寄りがなければ、アマチュアスポーツは発展しないのではないのでしょうか。
2.オーガナイザーは儲けることができるのか
長くオーガナイザー側の立場にいると、様々な批判を受けます。根拠のあるもの、ないものを問わずです。オーガナイザー側にいるわけですから、エントラントの意見を聞くことは責務といえます。そして、様々な規範に照らして「可能なもの・改善すべきものは速やかに対処する」、「不可能なもの・対処することが衡平・公正性を疎外するものであれば速やかに対応不可能を明示する」のがオーガナイザー側の使命といえます。しかし、特に後者の場合、ここ数年、その更なる反論として「エントラントはエントリーフィーを支払ったお客様だ」の如く、批判的なご意見を賜ることが増えてきています。しかし、このような所謂「市場経済原理」に基づく解釈が、直接的にアマチュアスポーツの世界に援用できるのでしょうか。
「受益者負担の原則」というものがあります。利益を得る人が、その利益供与の対価として、係る経費を負担するというものです。アマチュアスポーツとしてのジムカーナの場合、「市場経済原理」の「直接援用」ではなく、この「受益者負担の原則」の事例として捉えるべきではないのでしょうか。
2004年9月11日(土)〜12日(日)、私はJMRC関東ミドルシリーズ第7戦の役務執行(大会組織委員及び副競技長)のため、関越スポーツランドにおりました。主催は所属クラブであるH●RMSです。11日(土)は事実上併設の練習会開催、12日(日)は競技会の開催です。主催のH●RMSでは、クラブ員がそれぞれに仕事や家庭に折り合いを付け、さらには家族にまで間接的・直接的な協力を仰いで、この2日間を振り当てています。事実上の日当(所謂「R項」)は主催クラブより支払われておりますが、あえてアルバイトとして見れば馬鹿馬鹿しくてやっていられる金額ではなく(注:高校生でも裸足で逃げ出すでしょう:笑)、この2日間を空け、かつこの2日間に個人的に費やした必要経費に比較すれば、日当も貰っても明らかに赤字です。なお、あまりこのような金銭的なお話しはしたくないのですが、あえて解り易くするために事例報告しています。これでも疑われる方がいらっしゃると不本意なので、あえて金額を示しますと、日当は3K、つまり、丸2日間、実働24時間、実働のための移動にさらに6時間拘束されて(注:私はこの他に事前に打合せ等でさらに数時間を費やしています)、その対価は6Kです。もっと解り易く書きましょう。大まかに丸めると時給200円以下です(注:私の本業は、年収/就業規則上の就業時間(大汗)ですと、余裕で時給4Kを超えます)。
練習会の参加台数は延べ81台、競技会の参加台数は115台でした。基本的な2日間の収入はこの参加費がその殆どを占めています。この他、スポンサーからの現物支給等もありますが雀の涙にもなりません(注:もっとも、このご時世に、奇特にも資金的・物的援助を嫌な顔一つせずしていただけるスポンサー様がいらっしゃるからこそ、より赤字採算を避けられる訳です)。
逆に支出面ですが、コース使用料、JAFメダルや賞品代とエントラントに還元する経費が支出の殆どを占めています。
H●RMSは山梨県のクラブですので、運営スタッフが2日間それぞれを日帰りで役務執行することは不可能ではないですがスタッフ個人に係るリスクは重大なものがあります。このため、最低の経費で宿泊していますがこれとてタダではありませんし切り詰めるにも限界があります。また、弱小クラブですので、他のクラブから応援を募ることになります。これとてクラブ員と殆ど同等の日当支払で勘弁していただいている始末です。(なお、あえてこれも記しておきますが、表彰式を盛り上げた(盛り下げた?!)H●RMS三姉妹による演出ですが、実はあの演出にかかった経費は、彼ら三人が自己負担しています。)
こうして収入と支出の均衡を保ちながら赤字を出さずに運営している訳です。なお、今回の大会運営に係る収支は、H●RMS会長の師匠●川氏が個人として自己負担した労務の全てについて「オーガナイザーであるH●RMSという団体」に対し「一切の対価要求をしなかった」ので、かろうじて黒字です(つまり、師匠●川氏が「いつもの通り」ボランタリー精神を発揮した成果がイベント収支の「黒字」という結果であり、仮に師匠●川氏が所謂「イベント屋」として相当の対価を要求していたら、大会運営に係る収支は明らかに赤字だった訳です)。
赤字が出るなら主催はしませんしできません。何故なら、ボランタリー精神を発揮して手伝ってくれるクラブ員は、それぞれがドライバー(=エントラント)であるからです。
はっきりいいます。主催は儲かりません(苦笑)。儲かる方法があるのであれば教えてください。ヾ(^^;
さて、前置きが長くなってしまいましたが(↑は、前置きだったのか...)、実態としてこのような主催者側に対して、エントラントが「市場経済原理」を主張することは論理としては片手落ちだといえます。全ての競技会がこうだとはいいませんが、少なくともエントラントもオーガナイザーもアマチュアであって、そのアマチュア相互の協力・理解により、アマチュアスポーツとしてのジムカーナが成り立っているのだということを自分自身で再確認したいがため、このような駄文をまとめてみた次第です。
最後に、当日、コースクリア及び技術委員長を務めてくださった全日本ドライバーでもあるアド番長さんに、このコンテンツを作ろうという構想があることをお話したところ、こんなご意見を頂きました。表現はご本人の実際のご発言と多少食い違うところがあるかも知れませんが、ニュアンスはなるべく正確に記したつもりです。(注:以下、発言引用中、敬称略。)
「アド番長が協力したいクラブは、真摯にアマチュアスポーツとしてのジムカーナの発展に努めているクラブです。要請があればお手伝いに参上します。確かに必要経費は頂くことになりますが財政的に厳しい場合、事実上の報酬は頂きませんしいただく気にもなりません。また、アド番長が協力したくないクラブには、仮に幾ら詰まれようが一切協力するつもりはありません。」
これをどうご解釈になるかは、読み手の皆さんの自由ですが、どうか逆説的に解釈されないよう、切にお願い申し上げる次第です。
なお、貴重なご意見を賜ったうえ、その掲載許可をもくださったアド番長さんには、この場をお借りして心より御礼申し上げる次第であります。<(_ _)>
(2004.09.17)