
Bモノ嫌いだった私が爆裂AT機や合法ストック機の登場により、虜にされて
しまった罪深き機種です。製造元のパル工業は既に解散して久しく、この機種の
後継機は登場しないでしょう。
ビガーの人気は、不正改造により高められた連荘性と、ボーナス当選の前兆と
して小役(チェリー)を用いた点にあります。登場した時代が時代だっただけに、
サブ基盤OKの時代に登場すれば、所謂「チェリ連」と同じ仕組みという訳には
いかないでしょうが、あるいはストック機として合法的範囲で人気を博したかも
知れません。
(注:ビガーのチェリ連バージョンはボーナス抽選が完全確率の範囲を逸脱して
いますのでAT機やST機がOKとなった検定解釈においても違法であることは
間違いありません。<=違法性を容認するつもりはありません。)
●B化の仕組み
BB当選時の「連荘当選」「否当選」の有無を利用した貯金方式と、通常時の
小役確率を削った上乗せ方式の併用です。
●ゲーム性
(1)チェリーの連続出現(チェリ連)によるBIG当選前兆
内部的にボーナス当選しても、一般的な機種(笑)のようにそのままボーナス
フラグとして反映されません。必ずチェリー前兆を経た後に、ボーナスフラグと
して反映される仕組みになっています。
(2)チェリー連続の仕組み
内部的にBIGに当選するか、あるいは吸込差枚数が一定値に到達した時点で
発生します。前者は「ボーナス前兆」であり、後者は言わば「ガセ前兆(=ボー
ナスフラグの内部的な当選なし)」です。前者を「種あり」、後者を「種なし」と
呼ぶこともあります。
チェリーフラグは、一定のゾーン(チェリーゾーン)として用意されています。
チェリーフラグは、チェリーゾーンに入ると、ゾーンに当選した時点でランダム
に抽選された「チェリーゾーン継続G数」の範囲で確率が約1/2になるという
仕組みです。チェリーゾーンの範囲は「5〜12G」です。これを知っていれば、
最初にチェリーが登場してから13G目までは、そこそこアツく打てる訳です(笑)。
「ガセ前兆」は差枚数吸込(1〜319枚)により抽選されており、平均すると
約1/84で「チェリーゾーンの最初のチェリー」が登場します(ゾーンの始期に
1/2のチェリーをハズすことも当然あります)。「前兆としてのチェリー連続」と
「ガセ前兆としてのチェリー連続」には、大きな差はなく、チェリーゾーン中の
チェリー当選確率等からは、単純に「種あり」「種なし」を判断することはできま
せん。ただ、実践による経験則からいうと、「種あり」の場合のチェリーゾーン中
のチェリー出現率は実質的には1/2を若干上回り、「種なし」の場合は1/2を
下回ることが多数です。
基本的には、チェリーフラグが連続して出現し、それがBIGボーナス前兆の
場合も有り得るところから、ゲーム性の最たるものは、このチェリ連といえます。
(3)絶大なるハズシ効果
BB中の小役ゲームでは、12枚小役当選による獲得期待値が高く、ハズシも
2コマとそれほどシビアではありませんし左リールのハズシポイントも21箇所
中、6箇所あります。

手順としては幾つかのパターンが考えられます。ポピューラーなのは中=>右
=>左の手順で、最初に中リールに2つある「7」の何れかを狙う方法です。
中リールの「7」は中上に押します。右はフリーでOK。殆どの場合、左は
「VIGOR(12枚)」「星条旗(JAC IN)」のダブルテンパイ型になりますが、
これを左の「BAR」「7」「BAR」の塊の下にある「VIGOR」で受けます。目押し
範囲は2コマで、1コマ遅くてテンパイライン上に下側の「BAR」でも対応
できます。これで12枚役とハズシの双方に対応可能です。多くの方はこの
方法で実践されているようですが、実は落とし穴があります。この方法ですと、
「$袋(12枚)」「星条旗(JAC IN)」が左上がりにテンパイした場合、左の
配列上、12枚役をロストしてしまいます。また、折角の左リール6/21
のハズシポイントが有効に活用されません。
「VIGOR(12枚)」「星条旗(JAC IN)」のダブルテンパイ型を避けたい場合
は、最初に押す中リールの「7」を「ベル付7」に限定して狙います。この
場合、「7」を中段に狙い、右はフリーでOKです。目押しが正確なら「VIGOR
(12枚)」「星条旗(
JAC IN)」のダブルテンパイ型にはなりません。従って、成立フラグの予測を行いやすくなります。左は「ベル」テンパイの場合は「ベル」
目押し(取りこぼし箇所若干)、「星条旗(
JAC IN)」テンパイの場合は、左の6箇所(3塊)あるハズシポイントが有効に使えるという訳です。中リールの目押しが
早かった場合は、「
VIGOR(12枚)」「星条旗(JAC IN)」のダブルテンパイ型になりますが、前述の方法で対応することができます。
●BIG抽選と連荘の仕組み
(1)通常時
BIGフラグの当選は、連荘放出モード抽選が組み込まれています。連荘放出
モードに当選すると、連荘回数を振分率に従い「単発」「3連」「5連」「6連」の
何れかを選択する仕組みです。貯金テーブルは所謂「ボーナスストック」ではなく、
連荘放出確率を司るという性格のものです。
なお、連荘放出に当選した場合は貯金テーブルはリセットされ、連荘放出に当選
しなかった場合は、貯金テーブルに「1」が加算されるという仕組みです。貯金
テーブルの値は、この他、設定変更時のみにリセットされます。
連荘放出モードに当選した場合には、同時に連荘振分抽選が行われますが、
貯金数と連荘数の間には「因果関係がない」ため、「貯金数」と「連荘回数」は
比例関係にありません。従って、放出条件100%の「貯金数8」を拾った場合
でも、引きが悪ければ「単発」とあいなることも当然にあります。ちなみに、
私はこれを「9.38%の悪魔」と呼んでいます。ヾ
(^^;|
貯金テーブル毎の 連荘モード当選率 |
|
|
貯金数 |
放出割合 |
|
1 |
60.9% |
|
2 |
64.1% |
|
3 |
67.2% |
|
4 |
70.3% |
|
5 |
73.4% |
|
6 |
76.6% |
|
7 |
79.7% |
|
8 |
100.0% |
|
連荘モード当選時 の連荘回数振分率 |
|
|
6連 |
17.19% |
|
5連 |
28.12% |
|
3連 |
45.31% |
|
単発 |
9.38% |
(2)上乗せ範囲
BB終了後には、上乗せも存在します。吸込差枚数で制御されており、連荘
放出モードとの因果関係はありません。期待できるのは、BIG後の吸込差枚数
95枚までと、吸込差枚数222枚の2段階です。これを貯金テーブル等との
放出条件と合わせますと、BB終了後の吸込差枚数により、以下の期待値が
導き出されます。
|
BIG連荘率 |
|
|
割合 |
差枚数 |
|
3/4 |
1〜95枚 |
|
1/4 |
1〜222枚 |
所謂ヤメ時は連荘回数及び最終BIGからの吸込差枚数を参考に考えれば
良いと思います。
なお、計算上のボーナス確率は以下の通りです。どんなに凶暴か、お解り
いただけるかと思います。
ノーマルと比較してみてください。
|
チェリ連ビガーボーナス確率 |
||
|
設定 |
BIG |
REG |
|
1 |
341.3 |
837.3 |
|
2 |
302.2 |
768.0 |
|
3 |
275.1 |
682.7 |
|
4 |
249.1 |
635.6 |
|
5 |
233.3 |
576.0 |
|
6 |
207.1 |
512.0 |
|
ノーマルビガーボーナス確率 |
||
|
設定 |
BIG |
REG |
|
1 |
279.27 |
658.29 |
|
2 |
256.00 |
658.29 |
|
3 |
242.53 |
658.29 |
|
4 |
239.38 |
526.63 |
|
5 |
239.38 |
409.60 |
|
6 |
239.38 |
361.41 |
(3)天 井・仮天井
天井も吸込差枚数制御です。天井の決定は吸込差枚数がリセットされた時点
から積算して、1744枚〜1871枚で到達します。天井到達によって必ず
BIGが成立するのではなく、連荘放出モード抽選時と同じ状態になります。
早ければ最終BIG後900G弱、遅くとも概ね1000Gで到達しますが、
吸込差枚数で制御し、天井到達後、強制的にBIGフラグを成立させるという
方式ではないため、間にREGを挟んだりヒキが悪かったりすると、更にハマる
場合もあります。これは、放出要件にチェリーフラグ(チェリーゾーン)の抽選を
絡めているからなのですが、この場合、天井到達して内部的BIG当選が確立
していても放出要素をヒケないと、「ガセチェリ連」の嵐に見舞われます(爆)。
さらにこの天井システムは、途中で連荘放出モードに移行しても吸込枚数が
クリアされないという特性を持っています(設定変更時にクリアされます)。
仮天井は概ね天井吸込枚数の1/2程度と思われますが、確固とした傾向は
ありません。また、仮天井でヒケる確率は極めて低いといえます。実践上、
設定値との因果関係はあるようで、高設定ほど仮天到達が早いといえます。
(4)BIG放出条件としての設定
内部的なBIG当選(連荘放出分も含む)には、必ずチェリー前兆を伴いますが、
内部的にBIG当選したから(あるいはストックがあるから)といって、すぐにBIG
放出されるわけではありません。チェリーゾーンの抽選と密接な関係にあります。
内部的なBIG当選後、「種あり」チェリーゾーンの抽選行い、当選したチェリー
ゾーンの所定G終了後初めてBIGフラグとして反映(放出)されるわけですが、
設定値により、「種あり」チェリーゾーン当選(=内部的に当選したBIGの放出)に
対する要件が厳しくなります。このため、特に連荘放出条件下(あるいは連荘放出
抽選下にある「天井到達時」)には、高設定の場合、実践上、チェリーゾーン出現
=即「種」放出という傾向が強く、逆に低設定では、チェリーゾーンが出現しても
数回の「種なし」を経た後、ようやく「種あり」チェリーゾーンを得るという傾向が
強いといえます。つまり、低設定では(注:高設定でもあり得る現象ですが)、
「天井到達後」になかなかBIGが成立しなかったり、あるいは、「事実上3連以上
の連荘放出」に当選していても、非常に緩やかにBIGフラグ化されて放出される
(=場合によっては、1BIG分の払出差枚数分程度を費やす)こともあります。
これが、連荘放出モードや上乗せと絡まりながら、様々な波を織り成す訳です。
● レア・パターン
(1)チェリ連前兆なしのBIG
前兆なしでボーナスフラグが出現する場合があります。一般的には、内部的に
BIG成立してもチェリー前兆を必ず誘発する仕組みなので、殆どお目にかかりま
せん。パターンとしては2種類あります。
第1のケースは、内部的BIG当選=>チェリーゾーン入り=>チェリーゾーンに
入ってから約1/2で成立するチェリーフラグを、BIG放出要件を満たす前までに
全て「外しまくった」(笑)というパターンです。
第2のケースは、内部的BIG当選=>チェリーゾーン入り=>チェリーゾーンの
最初のGでBIG放出要件を満たしてしまったというケースです。顕著な例としては、
BIG終了後1G連という場合です。通常時にお目にかかることは殆どありません。
通常時のBIGフラグは非常に重く、ただでさえ重いフラグを引き当てた上に、連荘
に当選していない上で単純に自力で引くことだって猛烈なヒキを要するものなのに、
その上でさらにチェリーゾーン最初のGでBIG放出を引き当てることは極めて希だと
いえます。
連荘放出モードに当選している場合、最初のBIG終了時に今後放出されるBIG数が
内部的にはストックされている訳ですから、この場合は単にBIG放出要件を満たせば
足ります。もっとも、基本的にはチェリー前兆を伴うことが原則ですので、お目にかかる
ことは殆どありません。ちなみに私は過去2回体験していますが、双方共に連荘放出
モード当選(=ストック放出)中でした。
(2)BIG小役G中のチェリー
極めて薄い確率ですが、BIG小役G中にチェリーが成立する場合があります。従って
消化に対して「完璧」を美徳とされる方(笑)は、順押し時には左はチェリー引き込み可能
範囲を、ハズシ手順実践時には、中=>右と止めた時点で全絵柄が否テンパイ(=ほぼ
ハズレ)だったとしても、左枠内にチェリーを狙うことをお勧めします。